赤ちゃんの寝床を用意する際に、ベビーベッドの購入を迷っている方は多いのではないでしょうか?
ベビーベッドは使える期間が短く、収納場所も取るため、コストパフォーマンスを重視する方にとって悩ましい問題ですよね。
そこで最近注目されているのが、アウトドアワゴンをベビーベッドの代用として使うという方法です。
家の中でも移動が簡単で、使い終わった後も多用途に活用できるのは大きなメリットですが、アウトドアワゴンをベビーベッドとして使用することには安全性に関する懸念もあります。
この記事では、ワゴンをベビーベッドとして使う際の危険性やその対策、そして安全かつ快適に使うための方法について詳しく解説します。
アウトドアワゴンはベビーベッドの代用として使えるのか?
アウトドアワゴンは、その移動性やコンパクトさから、ベビーベッドの代用として使う人も増えてきました。
特に、限られたスペースに住んでいる家庭や、ベビーベッドを買うほど長期間使わないと考える人にとっては、コストを抑えつつも赤ちゃんの寝床を確保できる方法として人気があります。
しかし、ワゴンはもともと荷物を運ぶための道具であり、ベビーベッドのように赤ちゃんの安全を前提に作られているわけではありません。
そのため、使用にあたっては転落防止や快適性の確保が重要なポイントとなります。
アウトドアワゴンがベビーベッドとして選ばれる理由
アウトドアワゴンは、ベビーベッドの代用品として注目されています。
ここでは、選ばれる理由・メリットを3つご紹介します。
1. 家中どこでも移動できる
アウトドアワゴンにはキャスターがついているため、赤ちゃんを寝かせたまま家中を簡単に移動できるのが大きなメリット。
例えば、キッチンで料理をしているときやリビングで作業をしているときも、赤ちゃんを常に近くに置いておけます。様子をすぐに確認できるので、親も赤ちゃんも安心です。
この点は、固定式のベビーベッドにはない大きなメリットです。
2. 長く使えるコストパフォーマンス
ベビーベッドは赤ちゃんが成長するとあっという間に使えなくなります。使用期間も短く、あっても使わないケースもあり、ベビーベッドは不要だったという声も多いです。
その点、アウトドアワゴンは子供が大きくなってからもアウトドアや日常の荷物運びに活用できるため、長く使い続けられます。
一度買ってしまえば多目的に使えるため、結果的にコストパフォーマンスが高いと感じる人も多く、ベビー用品にあまりお金をかけたくない方の選択肢の1つとなっています。
3. 床から高さがある
赤ちゃんを床に寝かせると、歩くたびに舞い上がるほこりを吸い込んでしまう危険があります。
アウトドアワゴンは、キャスターがあり、高い位置に寝床を確保することができるので、赤ちゃんをほこりから守ることができます。
また、上の兄弟やペットがいる場合も、床に寝かせると踏まれるリスクがあるため、床から高さがあるところに寝かせておくと安心です。
アウトドアワゴンをベビーベッドとして使用するデメリット
そんな便利なアウトドアワゴンですが、ベビーベッドの代用とした場合にデメリットとなるのが、安全性への懸念です。
アウトドアワゴンは、赤ちゃんを寝かせる用に作られているわけではありません。設計上、寝床としての安定性は保証されておらず、窒息のリスクも0ではありません。そのため、自己責任で使用することになります。
また、ベビーベッドに比べて、寝床からのワゴンの1番上までの高さが低いです。ほぼ動けないねんね時期は問題ないかもしれませんが、つかまり立ちをする時期になると、落下の危険性が高まり危険です。
素材についても、寝床に適しているものではないため、寝具として使う場合、マットレスや敷布団の準備が必要です。また、換気の面でも不安が残ります。
アウトドアワゴンを活用したベビーベッドの作り方
画像引用:楽天市場
では次に、アウトドアワゴンを活用したベビーベッドの作り方を紹介します。
必要なものは、アウトドアワゴン・マットレス(敷布団)です。
アウトドアワゴンはメーカーにより大きさは異なりますが、横幅は42~55cm、縦幅が90㎝前後のものが多いです。置くスペースに問題がなければ、デザイン重視で選んでも大丈夫です。
清潔さを重視するのであれば、生地部分を丸洗いできるタイプ、換気性を重視するのであれば、メッシュタイプを選ぶとよいでしょう。
また、後ろ開けできるタイプはおむつ替えがそのままできたり、横にポケットがあるタイプもお世話グッズを一緒に収納もできるので便利です。
マットレスについては、基本的にぴったり当てはまるものは少なく、SNSの情報等を見ていても、マットレスを折り畳んで使用している、という声が多かったです。
ベビーマットレスは、70cm×120cm・60cm×90cmのいずれかのサイズがほとんどです。70cm×120cmのマットレスで3つ折りできるタイプを選べば、40cm×70cmのサイズとなり、アウトドアワゴンにおさまるサイズになります。
マットレスを入れて余った隙間には、タオルを敷いたり、ベビーベッドガードを設置する等、赤ちゃんが隙間に挟まらないように安全対策をしてください。
足元が結構余るようであれば、お世話をする際に使うものをまとめてボックスへ入れて置いておくと、隙間もなくなり、必要なものをすぐに取り出せるので便利です。
アウトドアワゴンをベビーベッドを安全に使うには
ベビーベッドを安全に使うために、次のようなことには注意するようにしましょう。
- 使用期間に気を付ける
- ぴったりのサイズのマットレスを用意する
- 定期的にチェックする
使用期間に気を付ける
アウトドアワゴンはベビーベッドと異なり、寝床からの高さが十分ではありません。新生児期等、ずっとねんねをしている間は問題ありませんが、つかまり立ちをするようになると、転落してしまう危険があります。
そのため、アウトドアワゴンをベビーベッドとして長く使うには不向きと言えます。
赤ちゃんがそろそろ動き始める時期だな…と感じたら、使用を中止するようにしてください。
その頃には首も座り、体もしっかりしてくるので、添い寝に移行するのもありです。
ぴったりのサイズのマットレスを用意する
画像引用:楽天市場
アウトドアワゴンはそのまま寝具として使用するには不十分なため、マットレスや布団などの寝具を別に準備する必要があります。
アウトドアワゴンの内寸に合わせて、隙間ができないよう、なるべくピッタリなサイズを選んでください。隙間があると、寝返りをした際に隙間に挟まってしまったり、窒息の危険性が高まります。
どうしても隙間ができてしまう場合、タオル等でしっかり埋めるようにしてください。
定期的にチェックする
アウトドアワゴンはベビーベッドとしての安全性は保証されていません。そのため、赤ちゃんが快適に安全に過ごせているか、定期的にチェックするようにしましょう。
- キャスターのストッパーはしっかり固定されているか
- 換気が不十分で暑そうにしていないか
- アウトドアワゴン内に寝具以外のものは置いていないか
- 清潔がきちんと保てているか
ベビーベッドに比べて、換気が不十分になりがちですので、シーツやパッドなどは通気性のよいものを用意しておくことをおすすめします。
実際にアウトドアワゴンをベビーベッドとして使用してみた
今回、私は第二子誕生をきっかけにアウトドアワゴンをベビーベッドとして使用してみました。
第一子の赤ちゃん時期に使用していたベッドインベッドがぴったりだったので、マットレスや布団は敷かず、アウトドアワゴンの中にベッドインベッドを入れています。
マットレスに比べ、少しお値段は張りますが、持ち運びも便利で、添い寝時にも使えるので、おすすめです。
使い始めて約2ヶ月。使用して感じたことをまとめてみました。
〇どこでも動かせるのは安心・便利
昼間はリビング、夜は寝室が赤ちゃんの居場所。親が動くのにあわせて簡単に移動できるのは、ほんとに便利です。
場所が変わるとなかなか寝てくれない赤ちゃんもいるので、常に寝床が変わらないというのは赤ちゃんからしても安心。うちの子はぐっすり寝てくれています。
掃除機をかける時にも、ささっと移動させられるので楽!
〇上の子がいても安心
わが家には3歳の子がいます。赤ちゃんをよく気にかけてはくれていますが、テンションが上がって部屋で走り回ったりすることもあり、床に寝かせないで正解でした。
アウトドアワゴンはちょうど覗き込める高さにあるので、上の子も赤ちゃんの様子を見ては満足そうにしています。
手をかけることで転倒するのでは?と最初は少し心配でしたが、アウトドアワゴン自体にしっかり重さがあるため、びくともしませんでした。
×設置場所によっては様子が見えにくい
アウトドアワゴンは多くの商品が布張りになっているので、設置する場所によっては、中の様子が見えにくいことがあります。
近くにいれば、ちゃんと様子は見えるのですが、少し遠いところに置いていると、様子が見えず少し心配になることがありました。
これからアウトドアワゴンを購入する場合、メッシュタイプを選べば、離れているところからでも様子が見えやすく、換気もしっかりできるのでおすすめです。
×壁にぶつかると傷ができるかも
アウトドアワゴンは便利ですが、わが家は狭めの賃貸マンションなので、回転させる時に壁にぶつかってしまったり、ドアの幅ギリギリでヒヤっとすることがありました。
そんなに目立ちはしないのですが、小さく傷がついてしまったので、動かす際には注意が必要です。
総括:使用してよかった!これから使えるのも楽しみ
まとめると、ちょこちょこ様子見をしたり、動かす時に気を付けたりする必要はありますが、使用する中で危ないと思ったことはなく、快適に使用できています。
今は寝返りもしておらず、ワゴンの中でよく眠ってくれていますが、つかまり立ちを始めそうな兆候が見られたら、使用はストップし、ベッドインベッドを夫婦+上の子で寝ているマットレスにのせて使用予定です。
ベッドインベッドから脱走するようになれば、添い寝に切り替えます。
キャンプや大きい公園などへ遊びに行く際にアウトドアワゴンを使いたいな、と思っているので、子どもが成長してからもたくさん使えそうで楽しみです。
…とはいえ、アウトドアワゴンはベビーベッドとしての使用が推奨されているものではありません。
やっぱり赤ちゃんの安全第一!という場合は、ベビーベッドを用意するのが安心。
あまり長い間使う予定がない、使用終了後の扱いに困る、値段が高いなどでベビーベッドを購入はしたくない人は、レンタルサービスが便利です。
ベビレンタは業界最大級のベビー用品レンタルショップ。ベビーベッドだけでなく、他のベビー用品も豊富です。下記より、価格やラインナップを確認できます。
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まとめ:アウトドアワゴンをベビーベッドとして使用は可能!ただし安全対策は必須!
今回の記事では、アウトドアワゴンをベビーベッドの代用として使う際のメリットと危険性、作り方、使用の際の注意点について詳しく解説しました。
- アウトドアワゴンのメリット
→ 家中で簡単に移動でき、長く使えるためコストパフォーマンスも〇。上の子やペットがいる家庭も安心。 - アウトドアワゴンのデメリット
→ 寝床としての安定性は保証されていない、使用期間が短い、マットレスや敷布団が必要。 - アウトドアワゴンを利用したベビーベッドの作り方
→ アウトドアワゴンとマットレスをベースにして、隙間はしっかり埋める。 - アウトドアワゴンをベビーベッドとして安全に使うために
→ 使用期間に気を付ける、ぴったりのサイズのマットレスを用意する、定期的にチェックする。
赤ちゃんの安全を考えるとベビーベッドが安心ではありますが、アウトドアワゴンは使い勝手がよく、私は使ってみてよかった!と感じました。
もし、アウトドアワゴンをベビーベッドとして使う際には、危険性を十分に理解し、快適で安全な環境を作ることが大切です。
ご紹介したアウトドアワゴン以外にも、いろいろな種類が販売されていますので、気になる方は人気ランキングもチェックしてみてください。
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