帝王切開での出産を終え、気になるのが傷跡のケア。できるだけ綺麗に治したいですよね。
傷跡ケアのテープとして有名なのがアトファイン。効果ないという口コミも見かけるので、使うべきか悩んでいる人もいると思います。
私は第1子出産後にアトファインを使用しましたので、実際に効果ないのかどうか、アトファインを使うメリット・デメリットについてレビューします。
アトファインとは?
画像引用:楽天市場
ニチバンが販売している手術後の傷あとケア専用テープです。
肥厚性瘢痕・ケロイドの要因となる伸展刺激・摩擦刺激・紫外線から「傷あと」を守る効果があるため、傷跡ケアをしたい人に広く使われています。
画像引用:楽天市場
SS・S・M・L・LLと5種類のサイズが展開されており、帝王切開の傷跡の場合、傷の大きさにもよりますが、Lサイズを使用されている人が多いです。
アトファインは効果ない?実際使ってみた感想
画像引用:楽天市場
私も第1子出産後にLサイズを半年間ほど使用しました。
結論から言うと、傷跡が目立たないというほど綺麗にはなりませんでしたが、傷跡ケアをしなかった場合と比べることができないため、ないよりはマシだったのかな…という感想です。
実際に使用してみたメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
アトファインを使用して感じたメリットは3つあります。
保護されている安心感
術後すぐは傷に刺激があると痛みを感じるため、テープで保護すると刺激から守ってくれる安心感はありました。下着の着脱時に手が当たったりすることもありません。
ケアに時間がかからない
アトファインは傷跡にテープを貼るだけでOKなので、手間なくケアをすることができます。
1度テープを貼ると、毎日取り替える必要もなく、1週間程度放置で大丈夫。育児中で余裕がない分、ケアに時間がかからないのは大きなメリットです。
剝がれにくい
ウェーブ型で剝がれにくい仕様になっており、実際お風呂に入っても剥がれてしまうことはありません。1週間貼りっぱなしにしても、きちんと粘着力は持続していました。
デメリット
アトファインを使用して感じたデメリットは3つあります。
傷跡の赤みや盛り上がりは完全には消えなかった
傷跡を守ってくれている安心感はありましたが、それがケアに繋がっているのか、効果はあまり感じることはできませんでした。
傷の痛みがなくなってからも、赤みが完全に消えることはなく、ケロイドまではいかないまでも、やや傷跡が盛り上がっており、綺麗になったとはいえない状態でした。
もう1度妊娠したら、また切るしな…と思い、途中であきらめました。
時々かゆくなる場合がある
アトファインは使用していると、時々かゆみを感じることがありました。かぶれた…とまではいきませんでしたが、体質的に合わず、テープかぶれをすることもあるようです。
貼りっぱなしは清潔感的にやや心配
1度貼ると1週間程度はそのままの状態なので、清潔感的に大丈夫かな…と感じる時はありました。特にかゆみが出る時には、剝がしたいけど、まだ貼りたてだしな…と躊躇してしまうことも。
産科の先生には、傷のところは常に清潔にしておいてください、と言われていたので、テープ貼りっぱなしってどうなんだろう…という心配はありました。
アトファイン以外で2人目の傷跡ケアをしてみた
こんな感じで1人目の傷跡ケアは成功と言えぬ感じのまま終了し、先日第2子の妊娠・出産を終えました。
前回の経験から、アトファイン以外のものを試してみよう!と思っていたので、今回はシリコンタイプのテープを試してみることにしました。
シリコンテープを使ってみた
画像引用:楽天市場
シリコンタイプのテープで有名なのはレディケアですが、お値段的にちょっと高かったので、同じようなタイプで少し薄めで安価なGood job meという商品を試してみることにしました。
★参考価格と主な違い
- レディケア→2枚入りで5,680円(1枚あたり2,840円)
- Good job me→3枚入りで4,380円(1枚あたり1,460円)
主にテープの厚みとケース有無という点が異なります。(厚さ→レディケア:4mm、Good job me:1mm、ケース→レディケア:専用容器あり、Good job me:アルミ袋のみ)
シリコンタイプは、値段が少し高めで、毎日剥がす→洗って乾かす→繰り返し使う、とやや日々のケアに手間はかかります。
しかし、繰り返し使える(1か月程度)・傷跡は清潔に保てる・アトファインに比べて厚みがあり保護力は高い・かゆくなりにくい、と個人的にはメリットの方が大きく感じました。
★Good job meは、公式サイトもしくはAmazonのみの販売になります。
アトファインとシリコンテープの比較
アトファインとレディケアのようなシリコンテープを比較してみました。
アトファイン | シリコンテープ | |
保護力 | △ テープは薄い | 〇 厚みがありしっかり保護 |
ケアの簡単さ | 〇 週1回貼り替えるだけ | △ 毎日貼り替え+洗う必要あり |
かゆみ(個人の感想) | × かゆみは出やすい | 〇 かゆみは出にくい |
コスパ | 〇 短期的に使うならこちら | △ 高いが繰り返し使える |
手に入れやすさ | △ 薬局でも取り扱いない場合が多い | × 売っているところ見たことない |
アトファインがおすすめな人
アトファインのメリットは手軽にケアができること。週1回の貼り替えだけでよいので、育児しながらバタバタのママさんにはピッタリ。
ただ、かゆみは出やすく、肌質により合う合わないはあるので注意です。
シリコンテープがおすすめな人
シリコンテープのメリットは保護力。術後の痛みがある時期に、子どもに蹴られたり乗られたりした場合も、シリコンテープは厚みもあり安心感が桁違い。下着やズボンの刺激も感じにくく、かゆみも出にくいのが特徴です。
テープ1枚の値段が高いところと、毎日洗うのがめんどくさいことを許容できるのであれば、シリコンタイプを強くおすすめします。
値段は高いものの、1ヶ月以上繰り返し使用可!私の場合、2ヶ月目もまだ粘着力が残っており、そのまま使えています。
特に、私が使用したGood job meは、レディケアより厚さは薄いものの十分な保護力があり、約半分ほどのお値段なので、かなりおすすめです。
まとめ:アトファインは効果ないわけではないが、合う合わないはある
アトファインは効果ない、ということはありませんが、傷跡ケアとしては私には少し物足りなかったという印象です。
ただ、アトファインは傷跡ケア用のテープの中では、手軽に使用できるので、とにかく楽にケアしたいという方は、1度使ってみるのもよいと思います。
もし、テープを洗う手間が問題ない、予算的にもう少し出せる、ということであれば、シリコンテープもぜひ検討してみてください。
ちなみに、もっと安価でケアをしたい場合、マイクロポアテープを使用するという方法もあります。アトファインとの違いについて、下記記事にまとめていますので参考にしてみてください。
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