ベビー用品のお下がりをもらった際に、どのようにお礼をすればいいか迷った経験はありませんか?
「お返しをすべき?いらない?」など、失礼にならない対応を考えるのは意外と難しいものです。
実際、お下がりのお礼については、相手との関係性や状況によって対応が異なります。言葉で感謝を伝えるだけでいいケースもあれば、お返しの品を渡す方がいいケースもあります。
お下がりのお礼についてのマナーから、失礼にならないお礼の方法、相手に喜ばれるギフト選びのポイントまで網羅的にご紹介していきます。
お下がりのお礼は必要?
お下がりをもらったとき、まず考えたいのは「お礼は必要なのか?」ということです。
結論から言うと、お礼は基本的に必要です。ただし、お礼の品まで準備しなくてはいけないか、というと、親族や親しい友人の場合、不要となるケースもあります。
そもそも、お下がり=自分が使わなくなったものをあげる、という行為です。大きいもの等であれば、処分するにもコストがかかるケースもあり、むしろもらってもらえるとありがたい…という人もいます。
とはいえ、渡せる状態に整えて、わざわざ持ってきてくれる等、手間をかけてくれていることも事実。いくら使わないものだからといって、相手の優しさなしではお下がりは成り立ちませんので、かならず(言葉だけの場合でも)感謝の気持ちを表すようにしましょう。
お下がりのお礼の品を渡さなくてもいいケースとは?
お下がりのお礼の品を渡さなくてもいい場合はどのような場合でしょうか?
- 相手から「お返し不要」と言われた場合
- 近しい家族(兄弟)からのお下がりの場合
- 親しい友人でお下がりをあげたりもらったりする間柄の場合
こういった場合は、電話やメール等でお礼のメッセージを伝えるだけでも問題ありません。逆に形式ばったお礼をしてしまうと、気を遣わせてしまうこともあるので注意が必要です。
また、近しい方からのお下がりであっても、お下がりを渡すためだけにわざわざ車で来てもらったり、購入するとかなり高額になるものをもらった時などは、お返しをした方が望ましい場合もあります。
お下がりのお礼のマナーは?
お下がりのお礼をする場合のタイミングや相場について解説していきます。
タイミングはいつがベスト?
お礼のタイミングは、お下がりをもらった直後から数日以内に行うのがベストです。
受け取った当日にお礼の電話やメッセージを送ったり、実際に使っている様子の写真や感想とともにLINEやメールを送ったりするとよいでしょう。
ベビー用品であれば、赤ちゃんの様子も一緒に報告できるので写真はぜひ添付しよう!
なお、お返しの品を渡す場合は、遅くても1ヶ月以内に渡すようにしましょう。タイミングが遅れると、お礼の気持ちがうまく伝わらず、気まずい雰囲気になることもあるので注意しましょう。
お礼の相場
お礼する場合の相場ははっきりと決まっていませんが、もらったものの金額の1割程度、もしくは1,000~2,000円程度のものが望ましいとされています。
相手もお下がりを渡す際にお礼を期待しているわけではありませんので、もらった時に気を遣わせない程度の値段にとどめておくようにしましょう。
お礼をする際の注意点
お礼のギフトを渡す場合には、以下4点について注意するようにしてください。
- 高価すぎるお礼を避ける
高価なお礼は相手に気を遣わせてしまうもと。適度な価格帯のギフトを選ぶことが重要です。 - 相手の好みを考慮する
お礼に贈るものは、相手が好きそうなものを選ぶと喜ばれます。逆に苦手なものを贈らないよう注意しましょう。 - 手間のかかるものを避ける
手作りの品や手間のかかるものは、相手に負担を感じさせてしまう場合があります。シンプルなギフトや実用的なアイテムを選ぶとよいでしょう。 - 心のこもった言葉を添える
ギフトと一緒にメッセージカードを添えると、より感謝の気持ちが伝わります。
相手からすると、お下がりを渡す=大したことはしていない、と思っているので、本格的なギフトは不要です。
お下がりをもらって嬉しかった・助かったという気持ちが相手に伝わるような心配りを大切にしてください。
お下がりのお礼ギフトの選び方+おすすめ定番4選
お下がりのお礼は、高価なものを避け、受け取ってもらいやすい「ちょっとした、でももらうと嬉しいもの」がベストです。選ぶ際には以下のようなポイントを参考にしてみてください。
- 手元に残らないもの(食べ物・消耗品)
- 相手のライフスタイルや好みに合うもの
- ちょっと特別感のあるもの
- (食べ物の場合)日持ちがするもの
- (直接渡す場合)かさばさない・重くないもの
これらのポイントを踏まえ、お礼ギフトの定番を4つご紹介します。
ちょっといいお菓子
スーパーで買えるようなものではなく、百貨店や専門店で購入するような、手土産にもなるちょっといいお菓子は、渡しやすくておすすめです。
相手の好みに合わせて、チョコレートやクッキーなどの焼き菓子などからチョイス。日持ちするものやちょっと話題になっているものを選ぶと喜ばれます。
コーヒー・紅茶
ちょっとしたギフトとしておすすめなのがコーヒーや紅茶。普段からよく飲んでいる方であれば、もらうと嬉しいプレゼントです。
相手が妊娠中・授乳中の場合、カフェインを気にする人もいるので、ノンカフェインやデカフェのものを選ぶとよいでしょう。
おつまみ
相手がお酒好きな方であれば、ちょっと珍しいおつまみなんかもプレゼントにピッタリ。
形式ばった感じもなく気軽に受け取ってもらいやすいので、カジュアルなプレゼントを選びたい人におすすめです。
入浴剤
食べ物はあんまり…という方であれば、入浴剤やバスボールなども手軽なギフトとして人気です。
特に冬場はゆっくりお風呂に浸かる人も多いので人気です。
まとめ:お下がりのお礼は相手との関係を考慮して、気遣われない程度のお返しを
お下がりをもらった際のお礼については、基本的には必要とされています。ただし、相手との関係性により不要となるケースもあります。(お礼不要の場合も感謝の気持ちを伝えるのは忘れずに!)
また、お返しの品を渡す場合は、以下ポイントをおさえておいてください。
- タイミング:お下がりをもらった直後から数日以内
- 相場:1,000~2,000円程度、相手の負担にならない金額
- 相手の好みを考慮して、感謝の気持ちが伝わるものを選ぶ
お下がりは、物を大切に使うこともでき、人と人との繋がりも感じられる大切な機会です。気持ちよい関係性を継続していけるよう、感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。
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